帝光中学のマネージャー

□分岐ルート2
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私は今週の日曜日の欄に【紫原君とスイーツ】と書き込んだ。




紫原君ってお菓子食べてる時本当幸せそうだよね…


その表情は癒されるものがある。



なんだかほっとけない雰囲気をもつ紫原君。

そんな彼と二人でスイーツか…



私は携帯電話を取り出し



紫原君に電話をかける。



プルルルル



ガチャ



「もしもし〜」


緩い声が聞こえる。


『あ、かなみです』


「かなみちん〜?どうしたの〜?」


『次の日曜日、一緒にスイーツ食べに行きたいなって…』


「やったー」



なんだか緩い会話だ。


思わず口元がゆるむ。



「じゃあ、2時に駅前に集合ねぇ〜」



『うん、わかった』



「かなみちんと一緒に行けるの嬉しーなー。いっぱい食べよーねー」



そんな言葉に、思わず顔が赤くなる。



『こ、こちらこそ誘ってくれてありがとう。そ…そんな食べれるかな…』


「食べれなかったら食べてあげる〜」



他愛もない会話をして、紫原君との電話を終える。



スイーツをいっぱい食べるなるなら、お腹締め付ける服はダメだよね。


いっぱい食べれるためには…こういうワンピースのほうがいいのかな?



日曜日、楽しみだなぁ。



服選びをしながらおもわず笑みがこぼれる。



そういえば…新しくできたスイーツ屋さんだったよね。



何かキャンペーンをしてたような…



まぁ行けばわかるか…




再び服選びに没頭した。
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