短編―刀剣乱舞

□加州清光 Another side
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※早々に刀剣破壊表現有
苦手な方はプラウザバック推奨


















ばきん

その音は、俺の本体から出た音。

『清光!!!!!?』

その声は、俺の大好きな声

「…へへっ…やっちゃった…羽夏」

その名は、俺の大好きな名。

『清光?待って、ねぇっ…嘘、
嘘だよね!?嫌だ、嫌だよ……!!!』

その声は、好きな奴の泣いてる声。

「…なぁ、羽夏…」

俺の声は、今に消えそうで。

「俺、さ、羽夏のこと
ずっと、仲間じゃなくて、女の子として…
好き、だったんだ…へへっ…」

言の葉を、きちんと伝えて。

『清光っ…わた、しもっ!!!
私も清光のことずっと!』

言の葉は、俺にも伝わって。

「…じゃ、あ、俺…
最期まで愛されてたんだね…
よかっ、た…」

その後に、聞こえたオトは。

ぱきんっ…

その音は。俺の。俺の、おれの

『うぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!』


おれの、おれたおと。
同時聞こえた、大好きな奴の叫ぶ声。
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