漆黒の漆
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□プロローグ
プロローグ
□【本編 壱】
少し地味な見た目。
黒縁の眼鏡は伊達眼鏡で
本来その奥の瞳は漆黒ではない―。
偽りだらけの歪さを隠し
【普通】に過ごす主人公【七瀬葵】
誰よりも【普通】で
一見ただの【普通】な女の子。
女神の様に優しい彼女。
その実、誰よりも残酷だった――。
□【本編 弐】
"2年前"七瀬葵は記憶喪失となった。
自身の【心】を守る為に
【自分】をもう一人生み出した。
事件のショックで痛みを感じない
感情を失い壊れた。
【白夜】の琥珀と接する中――
断片的に記憶を取り戻す葵。
そしてある日―――
誰よりも葵を大切に思い
ずっと傍にいてくれた幼馴染
【三鈴渚】が突如、行方を眩ませる―。
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