甘い罠

□GAME Start.3
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..........どうしようか。



気合入れすぎて待ち合わせ時間の30分前に着いてしまった。


当然、まだ来てる奴はいないわけで。



この店に入って待っていてもいいけど、流石になぁ...。





(そこらへんの店に入ってぶらぶらして時間潰すか―――)






なんて思っていたのだけど。






男「ねぇ君、近藤さん?」




いきなり知らない男に声をかけられた。




―――誰だコイツ。






コイツは私の名前知ってるみたいだけど、残念ながら私は知らない。





「.....スイマセンがお宅は?」

男「あぁ、合コンに参加する東栄高の竹内海都。
今日はヨロシクね」

「...ども、よろしく」


海「名前、遥って呼んでいい?」

「お好きなように呼んでもらって構いませんよ」

海「そう?じゃあ遥って呼ぶ。
ってか着くの早くない?」

「そっちm「海都」




そっちも早いじゃないか、そう答えようとしたけど言葉を遮られた。





「は?」

海「海都って呼んで」

「あ、あぁ...」





おいおい。


見かけによらず、意外と強引な奴だな。


まぁ、見かけで人を判断しちゃいけないけど。



私がそう思ったのにはちゃんと理由がある。


海都は可愛い系の顔で女子ウケしそうな整った顔立ちをしている。


身長は軽く180はあるだろう。


スタイルも良く、服のセンスも良い。





(絶対モデルやってるだろ...)





海「ね、まだ時間もあるしどっか寄らない?」


「そう...だな」



海都と近くの店をぶらつくことにした。





海「ねぇ、付き合ってる奴とかいるの?」

「なんだよ、突然」

海「えーだってモテてそうだし」

「お宅には負けますよ」

海「だから、名前」

「あーはいはい」






めんどくせぇなぁ...。


文也が一人増えた感じだ...。
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