マギの扉
□第3話
1ページ/1ページ
シンが青髪の少年と赤髪の少女を連れて帰ってきた。
「ユリア、アラジンとモルジアナだ。仲良くしてやってくれ。」
「はぁ…。」
「よろしくね、お姉さん。」
「よろしくおねがいします。」
「こ、こちらこそ…?」
「アラジンたちの部屋は用意してあるから、ゆっくり体を休めてくれ。」
「ありがとう、おじさん!」
アラジンさんとモルジアナさんが、ホテルの奥に進んでいく。
その背中が消えたことを見送ると私はシンに飛びついた。
「シン!一体彼らはどういうことなんですか!!」
私が問いかけるとシンは焦りながら答える。
「いや〜実はだな…」
。。+゜゜。。+゜゜。。+゜゜。。+゜゜。。+゜゜。。+゜゜。。+゜゜。。+゜゜。。+゜゜。。+゜゜。。+゜゜。。+゜゜。。゜+゜。。+゜゜
「わかりました…もういいです。」
シンの長々とした話を聞き終え、とても疲れていた気分だった。
「すまないな。助けてもらったには、礼をせねばならないからな…。」
「いいんですよ。それが貴方のいいところです。」
そうはいっても、やっぱり二人と仲良くできるか、心配だった。
「大丈夫だ、ユリア。アラジンたちは君が思っている以上にいいやつだ。」
そんな私を慰めるかのように、シンは私の頭を撫でた。