マギの扉


□第3話
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シンが青髪の少年と赤髪の少女を連れて帰ってきた。

「ユリア、アラジンとモルジアナだ。仲良くしてやってくれ。」

「はぁ…。」

「よろしくね、お姉さん。」

「よろしくおねがいします。」

「こ、こちらこそ…?」

「アラジンたちの部屋は用意してあるから、ゆっくり体を休めてくれ。」

「ありがとう、おじさん!」

アラジンさんとモルジアナさんが、ホテルの奥に進んでいく。

その背中が消えたことを見送ると私はシンに飛びついた。

「シン!一体彼らはどういうことなんですか!!」

私が問いかけるとシンは焦りながら答える。

「いや〜実はだな…」

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「わかりました…もういいです。」

シンの長々とした話を聞き終え、とても疲れていた気分だった。

「すまないな。助けてもらったには、礼をせねばならないからな…。」

「いいんですよ。それが貴方のいいところです。」

そうはいっても、やっぱり二人と仲良くできるか、心配だった。

「大丈夫だ、ユリア。アラジンたちは君が思っている以上にいいやつだ。」


そんな私を慰めるかのように、シンは私の頭を撫でた。
 

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