05/09の日記

18:31
鏡の中の
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鏡をみていた。しらない男子に、すれちがいざまに、『ブス』といわれた。あれはしたの学年だろう。
その二文字が、ずっと心を支配していた。


だから、鏡を見た。
そこには、たしかに美しくはない顔があった。
けれど、そんなに面白味があるわけでもなく。
つまんない顔してるな。
そんなことをおもって、安心した。がっかりした。

昔はもっととらわれていた。
強くなったね。
もっと、面白い人間になれそうだね。


そんな風におもえて、ぶさいくな顔で少し笑った。

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