デュラララ夢小説

□【第七章・黒の少女、復活】
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雪乃「岸谷さん、過去にタイムスリップってできないでしょうか」



私が遠い目をして言うと岸谷さんは「は?」と言って、私の頭を触りだした。



新羅「やっぱり怪我した時に頭を打ったんだよ。前々からその可能性があるとは思ってたけど、事態は深刻そうだね」



失敬な。



雪乃「岸谷さん・・・・・・セクハラです。静雄さんに訴えますよ」



新羅「うぇ!?え、ちょっ静雄だけはやめて!僕は100%東京湾の藻屑にされちゃうから!」



雪乃「藻屑にされてしまえばいいのに・・・」



新羅「君、最近俺に対して失礼じゃない?」




雪乃「何言ってんですか。最初から馬鹿にしてました」



新羅「・・・最悪だ」



雪乃「最悪なのは私ですよ。一ヶ月間もこんな変態の家で入院だなんて。静雄さんとも会えないし」



新羅「変態って、僕のどこをどうみてそう言ってるんだい?だいたい私のアルバムを奪って静雄が写ってる写真だけくり抜いたくせに、まだ満足してないのか」



雪乃「岸谷さんは存在自体が変態です。アルバムについてはありがとうございました」



新羅「前々から思ってたけど、君って毒舌だよね。静雄の前ではデレデレ100%だけど、僕の前だとツンツン100%だよね」



雪乃「私静雄さん以外になびく気はありません」



新羅「・・・ああ、そう」



岸谷さんは私に反論するのに疲れたのか、ため息をついた。



雪乃「それじゃあ、お世話になりました」



私は丁寧にお辞儀をした。



新羅「・・・なに、いきなりかしこまっちゃって」



雪乃「岸谷さんには関係ないです。私は今ここにいないセルティさんに向けてお礼を言ったんです」



セルティさんはお仕事があるそうで、退院日に見送りができなくて残念だと言ってくれた。



セルティさんはとてもいい人だ。



・・・・・・人?
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