ぬらりひょんの孫夢小説 弐

□番外編IFシリーズ〜山吹〜
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と、いうわけで俺、捨てられました。




いや、何言ってんのって言いたいだろうけど、それは俺のセリフだコノヤロー。




まだ十歳の幼い子供を山のどっかに捨てやがったよあのヤローども。




まだ養ってくれるだけクソ親父の方がよかったな。




うわ、今更だけどなんか感謝の念がわいてきた。




姉上を道具扱いした親父だったけど、それでもきちんと養ってくれたことに関しては感謝しよう。




金に執着して死んだけど。




まあそれより、今はこの現状をどうするか考えよう。




捨てられてしまったたかが十歳のガキなんてすぐに死ぬだろうとあの大人たちは考えているんだろうが、甘いな。




十歳つっても中身は四十二歳だぞなめんな。




といってもサバイバルなんて初めてだ。




インドア派の俺がそう長くこの生活を続けられるわけがない。




それにここは平成の時代とは違って、凶暴な生物が山にゴロゴロいるんだ。




しかも、もしぬら孫の世界だったら妖怪だってわんさかいるだろう。




うわー、ただでさえ山の中で危険いっぱいなのに妖怪とか勘弁して欲しい。




ぬら孫の世界ではありませんように!




死ぬのも痛いのもゴメンなんだってば!!
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