ぬらりひょんの孫夢小説

□第十一に
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青い空!




白い雲!・・・は、ないな。




本日は快晴!




いい天気ですね!




炎天下、めっちゃ暑いですね!




・・・なんてやってる場合じゃねェよ。




今日は下町まで遊びに行こうと思う。




こんなことしてるんだったらさっさと勉強でもして、一刻も早く当主としての勉強を・・・と思ったんだが。




姉上や是光にたまには外へ行ってこいと言われたわけだ。




もちろん、そんなことしてるんだったらさっさと当主としてのべんky(以下略




なんだが、姉上や是光は下町の様子を知るのも努めだとかなんとか。




ぐっ、言われてみれば確かに・・・と少しでも思ってしまった俺はすでに負けていたらしい。




あれよあれよというまに、いつの間にか外だ。




まあ確かに姉上のために当主になるといっても過言ではないが、当主になるからにはそれなりしっかりと務めたいとも思っている。




つまり下町の様子を見るというのもあながち間違ってはいないのだ。




だが、姉上が外に出られないというのに俺が外に出てもいいのだろうか。




罪悪感が胸を占めるが、もう外に出てしまったのなら仕方がない。




勉強がてら、たまには遊んでみるか!




―――まだ姉上が能力を覚醒していなかった頃、俺たちは比較的自由に下町や村に遊びに行くことができた。




もちろん従者つきだが。




その時の高揚感と言ったら、姉上たちが呆れるぐらいだ。




だって、俺平成人なんだからいいじゃん。




江戸時代とか憧れなんだよ。




京都とか華じゃん。




日本の第二首都だよ。




盛り上がるのも無理はないと思う。




そして、姉上が能力を覚醒させ姉上は籠の中の鳥。




関心がまったくない俺に対しては束縛はなかったものの、姉上が外に出られないというのにという罪悪感から俺は外に出ていなかった。




だが、俺ももう十になる身。




いつまでも世を知らないとなれば当主なるどころの話でないのも事実だ。




普通なら従者がつくところだが、家臣の奴らってほとんどっつーか全員が親父の手のものだしな。




頼めばついてきてくれるんだろうが、俺が許さん。




十になる身と言えばまだまだ子供だと感じがちだが、現代で言えば小学三、四年生だぞ。




さすがに一人で外に行けるよ。




しかも精神年齢三十ついにこえるぜ?




三十路になって悲しいとかそういうのはもう、うん・・・。




諦めたんだ。




どうせ、このまま精神年齢と肉体年齢が比例していくのは変わらないんだからさ。




悩んでいたって仕方ないだろ!




さあ、お楽しみの町だ!




楽しもう!

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