ぬらりひょんの孫夢小説

□第二に
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それから数日。




驚愕と動揺であわてふためいた、濃い数日だったよ。




そして私なりに、この変な状況を整理してみた。




私は先日20歳になったばかりの大学生。




大学の講義を終え、自宅に帰宅。




疲れて泥のように眠ったが、目が覚めるとそこは暗闇が広がっていた。




苦しいのでそこから出ると、そこには日本家屋。




そして人は全員着物着用。




んでもって、私はどうやら赤子になってしまっているらしかった。




自身の体を見ると、それはまあ生まれたてのほかほか。




どこもかしこも小さくて白くてふっくらしている。




そして更に更に驚いたのが、ここは徳川家が支配する江戸時代ということだ。




うん。めちゃくちゃ驚いたよ。




でも外を一回見たことあるけど、そこはドラマや教科書で見たような家屋が並んでいた。




私は江戸時代に転生したようです。




死んでもいないのに何故転生なんだ。とか。




何故現代から江戸へ・・・つまり過去へタイムスリップしてんだ。とか。




もういいんだ。




そこはもうどうでもいいんだ!




私が赤ちゃんだとか、江戸時代に生まれたとか。




不思議なことは世の中溢れてるもんさ!はっはっはっ。




だがなぁ!




一番あってはならないことが、目の前に可愛らしく佇んでいた。




いくつか年上の可愛らしい女の子が桜色の着物を着てニッコリ笑っている。




「珱はね、おうきのあねうえなの。よろしくね」




笑顔が眩しいです。姉上。




そう。現在の私の名前は桜生というのである。




そして、何故か・・・男だ!!




なんでだぁあああああ!!




叫びたいのを必死に堪えながら頭を抱える。




しかもしかも、姉上がいるのだ。




いや、姉がいるのには文句はない。




決してない。




だけど・・・・・・珱って!珱姫って・・・どこかで聞いたことあるんですけどぉおおおおお!!




おいおいおいおい、まさかまさか・・・まさかなぁ?




前世・・・つまり現代の平成の頃にあったぬらりひょんの孫の主人公であるリクオの祖父のぬらりひょんの次期妻になられる珱姫様・・・では、ないよなぁ?




珱姫、という名前だけではそうとも断定はできない。




だが、先程からチラチラ見える小さいアレ・・・何?




妖怪?妖怪だよね?




小妖怪とか言われてるアレだよね?




・・・・・・嘘だ。




嘘だぁぁあ(以下略

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