鬼灯の冷徹夢小説

□5ページ
1ページ/1ページ



下校時刻。



鈴ちゃんは部活なので、私は一人で帰っていた。



今朝、鬼灯さんと会った場所には彼も蛇もいなかった。



少し物寂しさを感じながらも家路への足を進める。



家の前の大きな交差点に差し掛かったところで、私は気づいた。



というか普通に見えた。



雪乃「今朝の、蛇!」



間違いない。



あの淡黄色の体色に、4本の黒い縦縞模様。



今朝見たシマヘビだ。



シマヘビは交差点のど真ん中にいた。



雪乃「なんであんなところに!?」



どうしよう。



このままじゃあのシマヘビは、車に轢かれて死ぬ。



たかが、動物。



たかが爬虫類と諦められる性格だったらよかったのに。



生憎と、私は動物大好き。



蛇だろうが大好き人間だ。



こんな風に見捨てたくない。



雪乃「・・・・・・っ」



私は道路に飛び出した。

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ