名探偵コナン夢小説
□#8
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学校へ登校するとき、私はいつも蘭やその子と一緒に行く。
が、本日はそうもいかないようで。
雪乃「いや、いいって」
透「ダメです」
雪乃「本当にいいって」
透「ダメなものはダメです」
かれこれ、こんな言い合いがしばらく続いているが未だに止む気配はない。
こんな言い合いになったきっかけは・・・。
そもそも昨日、家の鍵を学校へ忘れてきたのがいけなかったのだ。
色々あって透の家に泊まることになったけれど、まさかここで揉めるとは。
雪乃「蘭たちと学校に行くから、送らなくてもいいんだってば」
透「ここから、蘭さんたちと待ち合わせをしていくには少々手間がかかります。遠いですし絶対に送っていきます」
最早、私に決定権も何もなかった。
確かに、ここから毛利探偵事務所前に行って登校するには手間だが、別に車で送られるほどじゃない。
透「ほら、行きますよ」
透の中では、すでに送ることが決定しているみたいだ。
それでも渋る私に透は一言。
透「もしかして、僕といっしょが嫌ですか?」
雪乃「・・・っ。そんなことない、行くよ」
捨てられた子犬みたいな目で見つめられて、私は即答した。
あんなの反則だ。
透「よかった。では、行きましょうか」
あれ、なんかケロッとしてる。
まさかっ。
雪乃「はめられたっ!?」
半ば引きずられるように車へと放り込まれた。
(計画的犯行!?) (扱いやすいですね)