HUNTER×HUNTER夢小説T

□story19
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毒入りの食事を死に物狂いで(本当に死ぬ寸前)食べ終わり、一息ついたところでキルアが素朴な質問をしてきた。




キルア「なぁ、ユキノってさぁ…コネとか持ってる?」




訂正、全然素朴じゃなかったわ。




ユキノ「…なんで?」




キルア「んー…まず俺の家に客として出迎えられること自体珍しいし。それに修行とか面倒そうなの、依頼でもオヤジは受けないよ」




ユキノ「コネなんて…あったっけ?」




キルア「おいおい」




いや、だって本当にそんなの思いつかない。




私の知り合いだって、この世界では数える程しかいない。




シルバ「この依頼を受けたのは俺じゃない。イルミだ」




キルア「兄貴が?」




キルアはイルミに視線をやる。




イルミ「ああ、知り合いに頼まれたんだ。貰うもの貰ったしね」




……まさか。




彼は私を見る。




イルミ「知り合いってのは君の保護者。こっちにとっても良い金蔓だよ」




保護者って、やっぱり団長だよね。




そんなことできるの団長しかいないもんね。




ユキノ「そっか…あの人コネだったんだ」




私は知らず知らずのうちにとんでもない人物と関わっていたのかもしれない。




イルミ「気づいてなかったの?」




ユキノ「……はい」




あの人そんなにすごかったんだね。




キルア「お前、騙されやすそうな性格だよな」




アヤメ「だって、あの人ただのセクハラ野郎かと」




キルア「どんな奴だよ…」




キルアが心配そうな目で私を見上げる。




セクハラって聞いたから心配してくれたんだろう。




優しいね君は。




本当に暗殺者ですか?って疑いたくもなる。




ゼノ「さて、今日はこの辺でお開きにしようかの」




ゼノの一声でその場は解散となった。

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