HUNTER×HUNTER夢小説T

□story12
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で、時は進みまして。




私はあれから、団長とは一定距離をとっている。




団長は寂しそうだったけど、私は女性陣から離れない。




女性陣からは団長に向けて軽蔑の眼差しが加わった。




クロロ「・・・・・・忠告を聞き入れるべきだったか」




いや、今更遅いですって団長さん。




後悔先に立たずですから。




クロロ「ユキノ、そんなに怖がってないでこっちに来い」




団長はこいこいと手をフル。




ユキノ「何もしませんか?」




クロロ「しないしない」




私は恐る恐る団長に近づく。




クロロ「まだ何もしていないっていうのにこの仕打ちはどうかと思うぞ」




ユキノ「何かされた後じゃ遅いんですよ」




クロロ「お子ちゃまめ」




ユキノ「お子ちゃま結構。それより話はこれだけですか。私そろそろ修行に入りたいです」




クロロ「あー、それなんだが。俺達蜘蛛はそろそろ次の狩りを行う」




団長のその一言で、その場の空気がピーンと張り詰める。




皆団長の話に耳を傾けている。




クロロ「だが、まだ仕事に雑用を使う時期じゃない」




それはつまり、私はまだ弱いから使えないってこと。




知ってたけど、実際に言われると結構傷つくなぁ。




クロロ「だから、お前を別のところで育ててもらう」




別のところ?




私はここから出るの?




知らない人のところで修行?




クロロ「信頼はできる。念はできるようになったのか?」




マチ「四大行はほぼできようになったけど、まだ応用ができてないよ」




クロロ「いや、上出来だ」




団長にそう言われて少しホッとする。




私はここでは落ちこぼれの落ちこぼれだから、もっと強くならなければならない。




団長は下手な嘘は吐かない。




だから、安心した。




大丈夫、まだ頑張れる。
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