HUNTER×HUNTER夢小説T
□story9
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クロロ「基礎はできたんじゃないか?」
マチ「そうだね」
シャルナークを片付けてきたマチはクロロの言葉に同意する。
クロロ「そろそろ念を教えてもいい頃か」
マチ「でも、ユキノはたぶん念について全然理解してないよ」
前にわかりやすく説明したつもりだが、何分この世界に来たばかりの頃だ。
念についてすっぱり忘れているし、理解できなかっただろう。
クロロ「もう一度教えてやれ。あと、修行は早めにな。そろそろ出かけるぞ」
マチはクロロの言葉に目を細める。
マチ「そういえば、最近何も盗んでなかったね」
ユキノのことにかかりきりで。
クロロ「あぁ。念の基礎を叩き込んだら、しばらくはあいつに預ける」
マチ「あいつ?」
マチは首をかしげる。
その「あいつ」がわからないのだ。
クロロはにやりと笑ったまま何も言わないし。
問い詰めてもきっと答えてはくれないだろう。
ならばと、マチは黙っている事にした。