HUNTER×HUNTER夢小説U
□story47
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ユキノ「料理か…」
一次試験も無事終わり、ゴン達と合流したところで二次試験が始まった。
二次試験の内容は料理。
最初はブハラという試験官のお題。
「豚の丸焼き」
ユキノ「…どんな豚なんだろう?」
私が首をひねっていると、キルアはため息をついた。
キルア「料理だって、つまんねぇの」
君はずっとそれだねキルア。
クラピカ「早く豚を見つけたほうがいい。試験官が食べられる量は限られている」
クラピカのもっともな意見に私は同意する。
ユキノ「豚さーん。でっておいで〜♪」
キルア「そんなんで出てくるかよ」
アヤメ「……キルアって最近さ、私に冷たくない?」
そろそろ私のMPがゼロになるよ?
あ、これマジックポイントじゃないから。
メンタルポイントだから。
ゴン「あ!見つけたよ!」
どうやらゴンが第一発見者らしい。
ユキノ「どれどれ。どんな可愛らしい豚さんな、の…かな……」
私たちの何倍もある体躯に気性の荒そうな目。
異様に鼻がでかいのは何か意味があるのだろうか。
そしてあれは、豚と言えるのだろうか。
私の知識が言っている。
向こうの世界にはあんなのいなかった。
私の常識が言っている。
普通はこんなのいない。
私の本能は言っている。
逃げろ、と。
豚は既に臨戦態勢に入っているらしく、私たちを睨みつけながら助走をつける。
その様子は闘牛を思い出させた。
あ、突っ込んでくる。