HUNTER×HUNTER夢小説U
□story45
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色々あって長く暗い一次試験は終わったかのように思えた。
しかし、試験官のサトツが言うにはこの湿原でもまた走るらしい。
ユキノ「うそぉ」
キルア「もう疲れたのか?」
キルアが馬鹿にしたように言うので、少しムッとしたが怒る気にもなれなかった。
ユキノ「私は体力がないんですー」
ゴン「その割には息切れしてないよね」
ゴンは私を見て言った。
あはは。
ここで息切れでも起こしたら、ゾルディックに無理やり連れ戻されて修行を最初からやり直しだよ。
あのスパルタイルミのことだ。
恐ろしい修行が待っている。
うわぁ、と嫌な想像を繰り広げたところで状況はなんか変わっていたらしい。
ユキノ「なんか、あったの?」
キルア「お前見てなかったのかよ!」
ユキノ「うん。だから何かあったのかなって」
キルア「……いや、いいや」
キルアは口をパクパクさせたが、話す気を削がれたらしく何も言わなかった。
周りを見回すと、変態っぽい人がニヤニヤしながらこちらを見ていたのでゾッとした。