HUNTER×HUNTER夢小説U

□story40
1ページ/2ページ



ハンター試験、1日前。




バシッ。




部屋に肌を打つような、大きい音が響いた。




ユキノ「いっ!…たい…」




イルミ「おはよう」




ちなみにさっきの音はイルミが、私の頬をビンタした音。




赤くなった頬を冷やすために洗面所に行く。




ユキノ「毎朝毎朝、あの起こし方はどうかと思う」




イルミ「起きないユキノが悪い」




イルミのいつもの毒舌に私は泣きそうになるが、ふと体が止まる。




今…イルミ…。




ユキノ「…イルミ、今私のこと名前で呼んだ…?」




イルミ「だから何?」




早くしろとでもいいそうな顔は、いつもの無表情。




うん、矛盾してるのはわかるけどね。




最近イルミの感情の変化が少しだけわかるようになった。




ユキノ「何って…いつもは呼ばないのに」




イルミ「そ?」




どうやら、この人は気づいてないらしい。




無意識か。




…少しは近づいたのかな。




イルミ「それより遅いよ。修行したくないの?」




ユキノ「!? ちょ、待って…」




私今起きたばっかりなんだけど…。
次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ