story(s)

□トウガラシ
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辛いくらいが丁度いい

そんなキミへの贈りもの






また来た。
もうこれで二十人目。
昼休みになっても不二の所に来るプレゼント攻撃。
決まって不二は申し訳なさそうに俺を見る。
その度に俺は笑って送り出す。
だって大事な人の誕生日をこんなにも祝ってくれる人がいるのだから、喜ばなきゃ。
そうは思っていても心の中はグチャグチャでどうにか抑えていた。

また1人…俺は我慢出来なくてお弁当を残して席を立った。
不二が慌てたように声をかけてきたけど今は1人になりたかった。
嫉妬なんかして困らせたくない。
だけどやっぱり嫌なんだ。
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