仮面ライダーエグゼイド〜彼女がライダーに?〜

□stage2 噂のSurvior
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宏光が見習いと思わぬ再会をした日と同じ日
時間は午前8時まで遡る―――


聖都大学病院・CR


「むぅ・・・・」


「永夢、少し休憩にしたら?」


研修医・宝条永夢は現在研修中である内科にてレポートを提出するようにと担当の指導医に言われ、その作成の為PCと睨めっこしていた・・
かれこれ2時間経過している。

そんな永夢を見ていた同じくCR在籍の看護師
『仮野明日那』が永夢に淹れたての珈琲を渡す

「もうちょっと書いたら一息つけますね」

「頑張るのもいいけど無理せず程々にね♪」


珈琲と一緒にお茶請けの個包装タイプのクッキーを数枚程置く明日那。


「・・・・・・・ん〜〜!じゃぁさっそく」


作業がひと段落ついたのか、PCをシャットダウンし背伸びをした永夢が珈琲を啜りつつ、包装を破りクッキーを一口齧る。


「このクッキーおいしいですね、飛彩さんのですか?」

『美味しい糖分=飛彩のチョイス』という方程式が成立してる永夢は明日那に聞いてみるが

「ううん、衛生省に出向いた時に日向先生から頂いたの!皆で食べてって」


「日向先生からだったんですか・・・てっきり飛彩さんのチョイスか看護師さん達の貢物かと」

「それはないよ、飛彩が拒否以前に院長が院長権限使って病院全体に禁止令だしてるから」


「飛彩さんの事になると鉄壁ガードが強いですよねあの人・・・・」

「変わらないな・・・」

若干あきれた表情をしつつ明日那と永夢は互いに苦笑いをする2人。


「親父がどうした?」

「親バカだよねぇ・・・って飛彩!?」

片手にファイルを持った天才外科医・鏡飛彩が階段を上がって姿を現した。

「今日はまだこっちに来れなかったんじゃ?」

「そのはずだったが、予定が一つ変更になった・・・先に糖分補給をしようと思ってな」

ファイルを永夢が作業中のテーブルに置くと、
戸棚からカップやらナイフとフォークに備え付けの冷蔵庫から本日の糖分を取り出す。
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