仮面ライダーW×ウィザード
□3・捜査と言う名の観光?
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所変わって面影堂では・・・
「で、凛子さんたちも風都に行くんですか?」
「えぇ、捜査自体は風都でするそうよ・・出発自体は明日の朝なんだけど、準備も兼ねて今日は早めに終わったの」
瞬平の質問に答えながらコーヒを飲む凛子。
「ちなみに『風都』ってここから遠いのか?」
「飛行機を使わないといけない距離では無いみたいよ、
車だと2〜3時間ぐらいで電車も通ってるから乗り継いで2時間くらいかしら?」
「以外と近いのね・・・もっとかかるのかと思ったわ」
初めて聞いた場所でありながら行くのに苦労しない距離だと知るコヨミ
「・・・・・じゃあ行くか、俺たちも」
「「えっ?」」
「行くかって・・・風都に!?」
晴人の突然の発言に瞬平とコヨミはおかしな返事をし、凛子は冷静?に訪ねる。
「あぁ、凛子ちゃんには何かと世話になってるし、俺たちでも何か調べられないかなって思ってさ」
「いいですねそれ!」
「晴人君・・・」
晴人の提案に何とも言えない気持ちになる凛子と、賛成する瞬平
「でも晴人、本当はそれだけじゃないんでしょ?」
「ふぇ?」
「?」
コヨミの発言におかしな返事をまたした瞬平と不思議そうな顔をする凛子。
「まぁ・・・な、凛子ちゃんの話を聞いてて思ったんだが、亡くなった人たちはみんな酷く傷つけられていた。犯人が余程恨みでもない限り普通ならそこまでしないよな?」
「そうね・・・憎いからこそ必要以上に傷つけた訳だし」
「そんな事件が連続して発生している・・・もしかして、ファントムが絡んでるんじゃないかと考えてさ」
「「ファントムが!?」」
「二人とも落ち着いて、ファントムはゲートでない人間は無闇に襲わないわ」
「襲った所でファントム達が得する事は無いしな」
驚いた凛子と瞬平を晴人とコヨミが落ち着かせる。
「最近、ファントムも姿を現してない・・・ここじゃなくて違う場所で動いてたらって言うあくまで仮定の話だよ、大前提は凛子ちゃんの捜査の手伝いだ」