よわむしなぼくと。
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まだ、入学して間もないというのに
『さぼってしまった』
しょうがない、屋上が私をよんでいたんだ。
名無しさんちゃんさみしいよーって!
『はぁーっ』
なんて冗談はほどほどにしといて、
最近坂道が遠くに行ってしまった気がする。
あんなに毎日いっしょにいたのに
坂道が考えてることなんかすぐわかったのに
このままじゃおいていかれるんじゃないか
という考えがどうしても私の頭の中をよぎってしょうがない
『だぁぁぁあっ!私らしくないわぁ!』
考えたってしょうがない
こんな時は歌うに限る
幸い誰もいないしね!
そして私は歌い出した
♪〜
♫〜