よわむしなぼくと。
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「すまん。大野田くんテンション落ちてもうた、千葉に帰るわ」
そう言う鳴子くんの姿はなんかさみしかった。
ってあれ!
坂道がいないっ!
さっきまで隣にいたのにっ
「やっぱりまってごめん」
あ!あんなとこに!
「あの、自転車で、一緒に帰ろう!名無しさんも一緒に帰るから」
坂道くん?
何故そこでわたしなのだ。
でも、あんな積極的な坂道ははじめてだ。
しょうがないから鳴子くん、坂道の友達と認めてやるよ!
『じゃあかえろーーー!』
そう言いながら私は2人にむかって走るのだった
(ちなみに名無しさんとはどないな関係やねん?)
(ええっ、ただの幼なじみだよぉ)
(幼なじみ、、、)