小説
□２
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｢付き合おうって言ったら橘は否定する？｣
山本くんに、肩を強く押さえつけられて、身動きがとれなくなった。
｢痛っ、山本くん、肩…｣
真剣な表情で山本くんに見つめられ、それ以上何も言えなくなる。
｢否定する？｣
｢……｣
｢否定するか聞いてんだよ！答えろよ、橘っ!!｣
｢…ごめん。｣
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