黒バス

□伝えよう
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好き…

零れ出しそうな言葉を止めるため、口を抑えた。
部活帰り、夕日が見える公園でこの人と2人きり。今更、恥ずかしいと思うのはなぜだろう。さみしくなるのはなぜだろう。ぼーっとしながら考える。

いつも男前で強くてかっこいい先輩。決して天才では無いけれど逆らえない人。
この人に対する気持ちはこんなものだった。インター杯までは。

それまで、ただの怖い先輩と思っていたのに、あのとき何故か溢れる思いが止められなかった。

弱い癖に、人に弱味を見せない。
だからムカついてた。さっさと諦めちゃえばいいのに。

そう思ってたけど、ムカつきがいつしか嫉妬になって、呆れが憧れになった。俺はその時から、この人に嫉妬して、憧れてた。
こんなに純粋なことが、羨ましかった。

そして…

きっと、好き…だったのだろう。


「好き…」


嗚呼、こんな気持ちになるなんて、俺らしくない。

「ーー知ってるっての。」


こんなに、暖かいだなんて。


end

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読んでいただきありがとうございました^ ^

抱きしめようの続きです!
黄瀬くんって可愛いですよね( ^ω^ )
食べちゃいたいくらいに(笑)

など頂ければ嬉しいです!!

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