Kiss

□Trick & Treat後編
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「も、そこ、やあぁ、」

後ろからギョンスに覆いかぶさり、逃げられないよう抱きしめる。首筋や耳たぶに噛みつきながら、服の上から胸の飾りを指で潰し、爪を立ててやる。

「だめ、今はいたずらタイムだから。たくさんいたずらさせて。」

いつもなら直に舐めて優しくしてあげるけれど、今日は服を脱がせたくないから、服の上からしかしてあげない。もどかしいのか、ベッドにたてた足をもがかせて、必死に耐えるその姿がなんとも扇情的でクラクラする。

そろそろ下も可愛がってあげようと手を伸ばし、いつもと違う感触にスカートをめくりあげる。

「見ないで!あ、や!」

スカートの中のそこは、いつものボクサーパンツではなく、男の子用のランジェリーみたいなものだった。ベビーピンクのそれはサイドが紐になっていて、視覚だけで、イきそうになる。

「これも、サニー姉さんが?」

コクリと頷いて、「もう、いやだ」と顔を布団に埋めるギョンスにゴクリと唾を飲む。サニー姉さん、侮りがたし。今度会ったらお礼しないと、と思いながら、今はギョンスを可愛いがることに集中する。

「似合ってるよ。すごく可愛い。」

下着ごと握りしめると、ビクリと震えてシーツにシワを作る。強く扱いてやれば、すぐにが熱を零して、下着を濡らしてしまう。そのままいかせてあげても良かったけれど、せっかくいたずらしてるんだから、と更に意地悪なことを考える。

「ジョンイナ?」

急に手を止めた俺を、不安そうに振り返るギョンス。その頭に乗っているヘッドドレスから、するりとリボンを外し、解放を求めてやまないそこを締め上げる。

「い、たい、なんで?」

「今日のギョンスはメイドさんでしょ?だから『旦那さま、いかせてください』って言えたらいかせてあげる。」

自分でも変態じみてると思うけど、せっかくここまでお膳立てされてるなら、楽しまないと。

「なに言って…」

本気か冗談か図りかねてるギョンスにわからせるよう、そこを強くこすりあげる。

「や、痛い!ジョンイナ、やめて!」

悲鳴をあげるが、そこが萎えないのは、きっとギョンスも感じてるから。

「じゃあ優しくしてあげる。」

許してもらえると期待したギョンスの予想を裏切って、開いた脚を肩にかけ、ギョンスのそこを喉奥まで咥え込む。

「ひゃあ、ん、は!ぁん!」

容赦無く追い立てれば、涙をこぼして身悶える。掴んだシーツに過ぎる快感を逃がそうとするのが、哀れで愛おしい。

口から零れた唾液とギョンスの体液がまだ閉じられた後ろへと伝っていく。その潤いを塗りつけ、親指で開くと、きゅうきゅうと締め付けてくる。

柔らかくなったのを見計らってから、指を入れ替え奥まで貫くと、たまらず悲鳴をあげて助けを乞うてくる。無視して感じる場所をこすりあげ、咥えたそこも強く締め付ける。

しばらくそうすると、声にならない悲鳴をあげながら、ギョンスの体がビクビクとふるえあがって力が抜けるのがわかった。ねっとりと舐め上げながら口から出して見やると、唇を噛み締め、何かに耐えている。

「ギョンス、出さないでいっちゃったの?」

言われた意味がわからないようで、自分で自分の体を抱きしめて、ふるえ続ける。中から指を抜き、固く自分を抱きしめるその手をはずして、俺の肩にまわす。

「抱きしめるならこっち。いじめ過ぎちゃった?」

問えば、涙に濡れた顔をコクコクと縦に振って、ひどいとなじる。

「も、からだ、おかしい。ジョンイナのせい。なんとかして……………


…………………………旦那さまでしょ?」

最後に旦那さまと付け足され、求めた言葉ではなかったけれど、満足する。

「じゃあ今度はご褒美をあげる。」

戒めたそこを解いてやり、また口でしようとすると、

「こっちがいい。」

と首に回された腕で抱き寄せられる。欲しがるものを与えようと服を脱げば、ギョンスも服を脱ぎたがる。

「それはだめ。」

スカートから伸びる足に口付けて、その卑猥な光景を楽しむ。女の子みたいな格好で、男である証から雫を零す姿はなんとも倒錯的で、加虐心が煽られる。

高く掴んだ脚を掲げてすっかり溶けたそこを熱い自分で埋めていく。すぐにでもいってしまいそうなほど、自分も限界が近い。

「はあ、…」

全て納めて、互いに息を吐き出すと、それだけでいきそうになる。

「ジョンイナ、すごい…」

「だってあんなギョンスみたら、もうそれだけで限界だよ。」

口付けながらなんとか気をそらそうとすると、ギョンスがゆるゆると腰を動かす。

「だめだよ、すぐいっちゃう。」

「僕も…、だから、お願い。ご褒美くれるんでしょ?」

可愛く甘えられたら敵うわけがなく、溶けたそこに溺れていく。何度か突いただけで余裕なく奥に熱を吐き出せば、ギョンスのそこも熱を吐き出す。

荒い息を整えながら、口付けあい、肌を撫でていると、また中におさめた自分の嵩が増していく。

「ね、ギョンス、もっと食べたい。」

「え、あの、ジョンイナ、も、だめ。」












「……………ごめん。」













結局あのあとギョンスが気を失うまで貪って、翌日めちゃくちゃ怒られた。だけど「もうジョンイナのバカ!」と投げられたクッキーは、みんなのと違う大きなハート形にハッピーハロウィンなんて書いてあるから、怒るギョンスも可愛くて抱きしめる。




Trick & Treat!!

いたずらしちゃうぞ!食べちゃうぞ!

ハッピーハロウィン!可愛いギョンス!



end











おまけ
「サニー姉さん!ありがとうございます。」

「おっ昨日の不機嫌がぶっ飛んでちょーご機嫌だね!」

「昨日はすみませんでした。」

「いーのいーの。それより、アレどうだった?完璧じゃない?」

「ええ、もう本当、言葉にできないくらい完璧でした。」

「でっしょー!!!!!もうあれ選ぶの楽しくて楽しくて!また選ばせてね!」

「いいんですか?」

「オッケーオッケー!でも今度は写真撮っといてね!」

その後テンションだだあがりのサニー姉さんが、ソヒョン姉さんに引きづられて行くまで少女時代内の熱い腐女子話を聞かされた。
どうやら、少女時代内に「B・L・O・G」(ボーイズラブオブガールズジェネレーション)という集まりがあるようで、日々妄想たくましく、世のボーイズアイドルのFFを書いているそうだ。

通りで協力的なわけだなぁ、と思って見送っていると、急にソヒョン姉さんが振り返り、

「ベッキョナの時は私が選ぶから、チャンニョルに言っといて。」

と真顔で言って去る。あっソヒョン姉さんまでそうなんだ、と若干残念なものを感じつつ、わかりましたと答える。

「なぁ、何話してたの?いいな、俺もサニーさんやソヒョンさんと話したいな!」

何も知らないベッキョニヒョンが羨ましがる。

「そうですか。じゃあ今度メイド服の好みについて話すといいですよ。」

「え?メイド服?俺はナースさんがいいな。」

どちらでもいいですけど、着るのはベッキョニヒョンですよ、と心の中でつぶやく。







「やっぱ、ギョンちゃんのあの髪色に合わせてベビーピンクにして良かった!あっでもパウダーブルーも捨て難かったから、今度はパウダーブルーね!」

「私の可愛いベッキョナにはやっぱり黒かしら?ブライトピンクに黒レースなんて完璧かも。待って私、意外性で白のフリフリレースも諦められないわ。」

「「うふ、うふふふ、うははははは、あーははははー!」」



「大丈夫?あの2人。さっき戻ってきてからずっとああよ?」

「ヒョヨン姉さん、大丈夫よ。いつものことだから。」

「……………ま、そうね。」



それでは今後もサニーとソヒョンの活躍にご注目を!

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