Kiss
□Won't stop
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【Can't stop】の続きになっています。まだの方は、そちらからどうぞ。
「やだ。」
思わず口をついて出た言葉に、自分でも驚く。
だけど、ずっと我慢していて、ようやく触れられたその体が自分から離れて行くのが嫌で、強く掴む手を離せない。
ジョンインも驚いてこちらを見るが、その先に言葉が続かず、たまらずその胸に顔をうずめると、意図を汲んだようで、
「ギョンス、嬉しい。もうやだって言っても止めらんないから。」
そう言って性急に僕のズボンに手をかけた。
【Can't stop ,won't stop】
ジョンインを跨ぐように膝立ちさせられ、そこを口に含まれる。久々にされる行為と先ほどまでの熱で、あっという間に果ててしまい、力が入らない体をジョンインが受け止める。
「力抜いて…」
僕の出したもので濡れた指先が、固く閉ざしたそこにたてられる。何度しても慣れないこの瞬間に、耐えられず、キスを求めれば、指の動きに合わせて優しく啄ばまれる。
「ふぁん、あ、ぁあっ!」
優しい動きから一転、僕の中のいいところを見つけ、そこを集中的につつかれて、声が止まらなくなる。
「も、いいから…、ジョンイナ早く、」
ジョンインを求めて懇願するが、
「まだダメだよ。傷つけたくない。」
そう躱されて、更に指を増やされる。
中でバラバラと指が動き、快楽が脳を溶かしていく。ふたたび芯をもったそこが、ときどきジョンインのそれに触れて、気持ちよさに僕も腰を揺らしてしまう。
「ギョンス、えっち。腰揺れてるよ。欲しい?」
「んぅ、欲しい、、」
抜かれる指さえ名残惜しくて、そこを締めつける。
ジョンインは自分が羽織っていたジャケットを床にひくと、優しく僕を下ろして、自身にゴムをつける。
「随分準備がいいね……」
「チャニョリヒョンのアドバイス。いつでもできるように持っとけって。」
2人の間でどんな話をしてるのか、今度チャニョルを締め上げて話させなきゃ、なんて思っていると、
「ギョンス、他のこと考えちゃだめ。」
と拗ねたように、熱くなったジョンインを蕾に当てられる。
「俺のことだけ考えて」
そう言って、一気に奥まで貫かれる。
「!!!ッ、ハ、ンッ」
「すっげえ気持ちいい。溶けそ」
その言葉に、溶けた中が締めつけるのがわかり、甘い快感が背筋を走り抜ける。
ジョンインは久々の交わりを味わうみたいに、僕の中をゆっくりこすりあげる。何度も繰り返されるたび、中がその形をすっかり覚え、動きに合わせて強く、弱く、締めつけはじめる。
「ギョンス…ここ、俺のに合わせて締めつけてんのわかる?」
「ぃ、言う、なよ…、バカァ、」
「バカじゃないよ。ギョンスも俺を欲しがってくれてるのがわかって、すごく嬉しい。」
行為と似合わない幼げな笑顔で嬉しそうに微笑まれ、胸がキュウッとする。
僕もジョンインが僕を求めて、止まらなくなるのが、嬉しい。ストレートに想いを伝えてくれるのが、嬉しい。
だから僕もたまには自分の想いを止めずに、素直になってみようと思う。
「ジョンイナ、もっとジョンイナでいっぱいにして。めちゃくちゃにしてジョンイナのことだけ考えさせて。」
「ーーーーそれ、ヤバすぎーーーー」
そのあとは、もう本当にめちゃくちゃに求められ、何度も奥を抉るように突かれた。果てるまで互いを求めることしか知らないみたいに求めあい、与えあった。
「あれ?ジョンイン、ジャケットは?」
スホに聞かれて、少し気まずそうなジョンイン。
「暑いから脱いだ。」
「え?俺肌寒い位なのに。風邪ひくなよ?」
あの後、もちろんジョンインのジャケットは床に擦れたり、互いの零したものがついたりで、着られる状態ではなく、今ジョンインはかなり脇や首元が開いたタンクトップだけ羽織っている。
「寒くない?大丈夫?事務所の人からなんか借りてこようか?」
「大丈夫。それよりギョンスの方こそ大丈夫?背中痛くない?腰痛くない?」
「/////大丈夫/////」
本当は少し背中が痛いし、腰がだるいけど、久々に得られた充足感が体を覆い、ふわふわした気分で満ちている。
「良かった。」
「寒くなったら、言ってね。あっためてあげる。」
「え?またしてくれんの?」
「ち、違!こうするってこと!」
抱きしめて長い腕をさすってやると、ふにゃりと力を抜いてこちらにもたれてくる。
「これも悪くない…」
「さっ、そろそろ先生くるから、シャンとして!」
Can't stop 止められない
Won't stop 止めたくない
たまにはこんなことも悪くないかもね。
おまけ チャニョル&カイ
「カイ、なんでジャケット、袋にいれてあんの?」
「着れないから。」
「…………あー、うまくいったんだ。」
「ニヤニヤ笑うなよ、気持ち悪い。」
「あっアドバイスしたお兄ちゃんにひどい!まっいいや、可愛い弟たちの幸せが何よりだから。じゃあお兄ちゃんからもうひとつアドバイス。」
「?」
「立ってすればいいんだよ。そうすればジャケットしかなくていいよ。」
「!」
「優しいお兄ちゃんに感謝しろよー!にゃははー」
ベクヒョン&ギョンス
「ねぇギョンス、気をつけて。」
「?」
「チャニョルがあの顔で笑ってる時はだいたいろくでもないこと考えてるときだから。」
「?」
「今、なんかカイに言ってたから、きっとろくでもないこと吹き込んだんだと思うよ。全く、カイにはお兄ちゃん風吹かせたがって、すぐ余計なこと言うんだから。」
カーーーーッ///////////////
『あれ?なんで赤くなったの?ちょ、もしかしてもうなんかあったの?あいつ後で締める!』
end
前に、カイきゅんだけタンクトップで事務所から出てきた写真みて「えっ?なんか他メンバ着込んでんのに、カイきゅんその格好寒くないの?」と思ったのをもとに書いてみました。
exoもsuperjuniorも大所帯だから、わちゃわちゃしてていいですね!書いてて楽しいです(*'艸`*)
ではではまた!