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□モテ期到来
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可愛い彼女が欲しいな、とか。

大会前にお守り作って「頑張って」なんて言ってくれる子がいたらいいのになんて思っていた…

そりゃ確かにモテたい。モテたいなんざ思ったことないなんて言ってみたい程にモテたい。

でも。

こんなモテ方は望んでいなかった…















「ちょっ…ばか!やめろ!」

「いいじゃないですか、田中さん。まだ誰も来てませんよ?」

「うるせっ!誰か来たら…っ」

「ちょっと黙って下さい。」

「…んっ…」


たまたま早くHRが終わってまだ誰もいない部室で寛いでいると、月島が入ってきた。「おー早いな。山口は?」という俺の問いかけに全く答えず俺の背後に詰め寄ってきた月島は、

「折角2人きりなんで、イイコトしましょうよ。」

と言ってきたのだった。

既にジャージに着替えていた俺のTシャツの中に素早く手を滑りこませると、脇や腹を厭らしい手つきで触り、耳元に口を寄せてきた。

「は!?月島お前何考えて…!?」

「いつも田中さん可愛いなーと思ってたんで…チャンスかなって。」

「意味わかんねぇ!だって俺男…あっ!」

耳に舌が這ってきてぞわりと栗立つ。後ろから抱きすくめられた形のまま、両手で胸の突起を弄られる。

「感度いいんですね、田中さん。」

「ちょ…いい加減…っ」

「観念して楽しみましょうよ。」

「あっ…!ああ…」

既にぴんと固く立っているその突起をぐりぐりと潰されて声が大きくなる。今度は人差し指と親指で摘まれるように刺激されながら、どんどん息はあがっていった。

どうしようもなく抵抗すら紡げなくなった口は無理な体勢で後ろを向かされ、キスで塞がれた。

「田中さん…立ってる。」

「んんっ…やめっ…!」

左手がジャージ越しに高ぶりを撫でて更に快感が増す。へそを愛撫するかのような手つきで這った後、するりと下着の中に手が入ってきた。

キスと胸の刺激だけで反応しきってしまったソレをしゅっしゅと梳かれると、くちゅくちゅと音が響き出した。

「ああ…つき…しっま…」

「田中さん可愛い…っ」

後ろから首筋を舐められ、色んな刺激に一気に体温が上昇する。

「…あっ…俺…いっく…!」

「いいですよ、どうせ部活前だから最後までする気ないですし。その変わり…」


くるっと身体を反転させられ、壁際に追い詰められると、なんと月島が俺の股間に顔を埋めていた。

俺のを咥えたままの月島が見上げてきて目が合う。

「飲ませて下さいね?」

そう言うと、一気に顔を上下に動かしてきた。


「あああああっ…!」

「…っふ…んっ…」

いつもクソ生意気で、スカした月島の綺麗な口が俺のを咥えてぐしゅぐしゅと卑猥な音を立てている。そのあまりな光景にくらくらしながら目を瞑ると、更に快感に敏感になる。

「…でるぅ…っ」

月島の唇が裏筋を舐めながら先端のカリをぐりっと刺激したところで、ついに我慢の限界がきて、びゅっ!びゅっ!と勢いよく熱を放った。

驚くことに本当に月島は俺の吐き出したそれをくわえ込んだまま口に含み、ごくんと飲み込んだのだった。

ずるずるとその場に崩れ落ちると、目線の高さが同じになった月島がニヤリと笑っていた。

「ご馳走様でした。次は最後まで食べさせて下さいね?」

「…はっ…なんで…?」

「田中さんが可愛いからいけないんですよ。」

なんとも愛しいものを見るような目で俺を見つめたあと、ちゅっとキスをしてきた。

そのキスは俺ので少し苦かった。

無理やり、しかもいきなり。

男にこんなことされて。

なのに、なぜか胸の奥がきゅんとした。




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