その他いろいろ!進撃、黒バス、ib、マギ☆

□素直にはなりたくない
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リヴァイ兵長。人類最強の男(らしい)。エレンを殴った。私の敵。


素直には


おい、リヴァイ兵長がよんでたぞ。そう、名前も知らない兵士の一人に声をかけられたのは数分前。気分が憂鬱になる。兵士4000分の強さだかなんだか知らないが、あのチビはとても重宝されている。
……エレンを殴ったのに?
自分を助けてくれたことには感謝している。そのおかげで今もエレンと一緒にいることが出来るから。それ以外には特になんの感情も抱いていない。それはむこうも同じはず。

なのに、一体何のようなの。

あのチビがいる(はずである)部屋の前に着く。一応上官なので、扉をノックすると、誰だ、と不機嫌そうな声がとぶ。
「…ミカサ・アッカーマンです」
自分がよんだくせにそんな不機嫌そうな声をして。むこうがその気ならばこっちも同じようにかえしてやる。入れ、と言われたので、遠慮なく扉をあけ、中にはいる。

中はおもった通り質素で、テーブルとソファーベッドがあるだけ。それに腰掛けて、チビはこちらをじとり、とみていた。

「…遅かったな」
「これでも急いだつもりですが。すみません」
「心にもねえこといいやがって…。まあいい、座れ」
椅子なんてどこにもないのに、一体こいつはどこにすわれというのだ。むこうもその気持ちを察したのか、ソファーのど真ん中に座っていたのを、端によった。

「そこにすわれっていうの」
思わず声がでた。むこうも対して気にしていないように、
「椅子なんざ、用意してねぇからな…。我慢しろ」
と、目も合わせず言った。
人を呼ぶならそれ位用意すればいいのに、と思ったが、さして気にすることでもないので、言葉に従い隣に、なるべく距離をおいて座った。
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