銀魂
□共鳴の心音
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「あーー、あづい…溶けそうアル」
「そりゃ8月の昼間に屋上でてたら暑いだろーよ」
「おまっ、いつからそこにィィィィ!?」
共鳴の心音
8月!夏休み!といえば、プールに海に夏祭りにと楽しいものがたくさん
「…の、はずなのになんでこいつと二人でいなきゃいけないネ…」
「そりゃこっちのセリフでぃ。なにが悲しくておめーと仲良くプール清掃なんてしなきゃいけねんだ」
「しょーがねーだろお二人さんよお。てめーらがバカ…じゃねぇハタ校長の大切なペットケガさせちまったんだからよぉ」
事の発端は夏休み始まりの3日前だ。いつものようにケンカしていた二人は、ちょっとしたはずみに校長の大切なペット、宇宙エイリアンともこちゃんをケガさせてしまったのだ。
「いやあれ俺ら悪くねーだろ。あんなデカイモンスターが現れたら普通に殴るわ」
ともこちゃんの全長は約2mだ。
「まーいーじゃねーか。本当は停学ものだったのを、俺の取り計らいでプール清掃になったんだからよ?感謝してほしいぜまったく」
まあ、そんなこんなで沖田と神楽がプールを掃除する羽目になったのだ。
「こ、これ掃除するアルか…めちゃ広いネ」
プール清掃といっても学校用プール。とても広い。
「ちょ、聞いてるアルか。ってなにみてるネ」
「…おめー、それ脱がねーの?」
神楽はスク水にシャツを着た格好で掃除をしようとしていた。
それ、というのはシャツのことだろう。
「ばっ…、ぬ、ぬぬぐわけないアル!なに期待してるネ!アホか!」
「誰も期待なんかしてねーわ、お前のペチャパイなんてな」
「セクハラある!しね!!!」
結局また、ケンカになる。