銀魂
□平和協定
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きっときみは気付いていないね。
平和協定
キーンコーンカーンコーン
チャイムがなる。と、同時に神楽は目を覚ます。
やっと昼飯アルな。今日こそ伝説の焼きそばパンをゲットするネ!と神楽はうんとのびをする。
「はいじゃー今日の授業は終わり〜。んで、神楽お前は飯の前に職員室な」
「うえぇぇぇ!?なんでアルかぁ!」
「あったりまえだろ授業が始まると同時に寝て終わりと同時におきやがってよ〜異論はうけつけませーん」
まじあるか…、と頭を抱え込み嘆く神楽に、隣から野次がとぶ。
「さっすが宇宙一の大バカはちがうねェ。今日の焼きそばパンは全部俺がいただいとくぜィ」
ニヤリと神楽を笑うのは、神楽の、一番のライバル沖田だった。
「テンメェ…いっつもいっつも私が手にとろーとしたパン全部奪いやがって!さいてーな奴アル!」
「もたもたしてるてめーが悪りぃんでぃ」
「んだとこのクソガキ!表でろやァ!」
スバーーーン!と2人の頭にチョークがスパーキングする。
「そこのバカ2人黙りなさーい。ほら、みんなもう飯くっていーぞ。神楽おめーはこい」
「うーひどいアル悪いのは全部こいつなのに!」
ぶつぶついいながら銀八のあとをてくてくついていく神楽。
くるりとふりむき、神楽は沖田にべーと舌をだす。
「あのクソ女…」
そして沖田はまた、もう一つのことを見逃さなかった。
神楽をつれた銀八が、にやりと笑みを浮かべ沖田をみていたことを。
ーー銀八のヤロー…。
もちろん、神楽はそんな2人に気付いてもいなかった。