銀魂
□いつの時代もきみとぼく。
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どうやら俺は風邪をひいたらしい。喉もいてェし頭もガンガンする。なんともラッキー。たとえどんなに寝てても文句の一つもいわれねェんだから。ーーなのに。
嫌な気するのは、なぜだろうか。
いつのじだいもきみとぼく。
「今日は寝とけ。おそらくただの風邪だろ。まぁ近藤さんも俺もいねぇがなんかあったら連絡しろ」
土方のヤローにこう言われた事を思い出す。
言われなくても思う存分ねるにきまってらァ。こんなチャンスなかなかねぇしな。ごろりと布団に横になると、身体のだるさのせいか、あっという間に眠たくなった。
何時間かたったのだろう。だいぶ日も暮れてきたようで、外からはカラスのなく声も聞こえてきた。
「水まくら、ねぇのかな」
風邪をひくといつも姉上がそれをもってきてくれていた。体もだいぶ楽になってきたので、それを探すために立ち上がる。
ここかな、と倉庫をあけると、中はみるも無残というか、さすが男だけの屯所というか、ぐちゃぐちゃだった。ぽて、と足元に何かおちる。
「なんでぃ、これ」
持ち上げるとそれは小さな手鏡だった。なんの気無しにそれを覗き込む。
中にいたのは、自分によく似た顔だが、髪型のちがう男だった。
「…なっ!?」
パッと光に飲み込まれる。目を開けると、
「なんでぃ、ここ」
見慣れたようで、何かちがうような町並みだった。
「ちょっと、どきなさいよ」
後ろから、声をかけられる。ツンとしたような、聞いたことある様な、そんな声。
「聞こえてないの?ちょっと!」
振り向くと、そこにいたのは
見たことある様なない様なやっぱりない様な顔だった。
「…!?あんた…、まさか…っ!?」
旦那がきていた様な服を着た、グラマラスな、認めたくはねぇけど美人な
「.チャイ…ナ?」
「…沖田…?」
まさかな、きっと夢をみているだけ。
なのにこんなにリアルとかマジで
嫌な予感、的中でぃ