銀魂
□これ以上、必要なし
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「まあ、私一人でも余裕で追い払えたけどナ。一応、言っとくアル…ありがとナ」
正直とてもさっきの奴らにムカついたので、お礼を言う。しかし、返事がかえってこない。
「おい、無視アルか?おいってーー」
サドの顔をみて驚いた。本気でなんか怒っている。
「おい」
「な、なにアルか?」
本気の声にびっくりする。
てめーが…と言ってサドはくちごもる。
「かわいい、わきゃねーだろ、クソチャイナ」
「なっ…!失礼な奴アルな!私は美少女アルよぶっころすアルゥゥゥゥ!!」
やっぱりいつものサドだ。
でもまあ、私と対等に張り合ってくれる。
ーーま、私の方が強いけどナ!
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路地裏。先程神楽をナンパした複数の男がたむろっていた。
「ったく、なんなんだよさっきの奴はよ…腹たつぜ…」
「俺のことかい?」
「なっ…!」
沖田は、にっこりと笑みを浮かべて近づく。
「まぁ今回は俺がそばにいたからよかったけどなぁ…?いい加減にしろよてめーら。勝手に話しかけてんじゃねーよ」
「なっ…うっ!!」
沖田は、相手の言葉も聞かずにばったばったと殴っていく。
「こんなもんですかぃ」
気付けば、全員気を失っている。
「ったく…こまるんでさぁ…あんまりみた目がいいのも考えもんでぃ」
あんまり成長されてもな、と沖田は、誰に聞かれるともなしにつぶやいていた。
「まぁ…。子供じゃなくて、女扱いされてることに気づかねーうちは、まだいいとすっか」
これ以上、必要なし