☆長編1(D灰×庭球×黒籠球×?)☆
□第二話
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眩しい光がおさまり目を開けると元の世界の自分の部屋についていた。
「帰ってきたんだ…私…」
私は、懐かしむように自分の家の中を歩き回った。
「懐かしいな…楽しかったな…でも…今は、お母さんもお父さんも…誰もいないんだな…っ」
部屋を見るたびに両親との楽しかった日々を思い出し泣きそうになった。
ーーー此処で泣いたらダメだ…。私は、ここを…この世界を救うために戻ってきたんだから!
泣きそうになるのを必死にこらえた。
コムイさんから貰った手紙を思い出し手紙に目を通した。
そして、さっきは悲しくて辛くてしょうがなかったけど手紙を読んで心が暖かくなったのがわかった。
いつの間にか私の目からは涙が流れていた。