☆長編1(D灰×庭球×黒籠球×?)☆
□第一話
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コ「それはね…異世界…蘭華ちゃんの元の世界で今AKUMAが何体も現れてるらしいんだ…」
「…え…嘘ですよね?」
信じられなかった。
自分の元の世界にAKUMAが現れているなんてことに…。
嘘じゃないとわかっていても嘘といって欲しかった…。
コ「…信じられないだろうが嘘じゃないよ…。それでね、蘭華ちゃんには元の世界に戻ってAKUMAを倒し、AKUMAの出所を見つけて破壊して欲しいんだ。 」
現実を突きつけられて泣きそうになった…。
泣くのを我慢するために俯いていると、コムイさんに抱きしめられ優しく声をかけてきた。
コ「…蘭華ちゃんごめんね…辛いだろうが、蘭華ちゃんにしかできないことなんだ…。蘭華ちゃんの大切な世界を守るために…。やれるかい?」
ーーそうだ…。私は、大切な自分の産まれた世界と仲間のいるこの大切な世界を守るために強くなったんだ。こんなことで泣いたらダメだ。私が守るんだ!
コムイさんから離れ真っ直ぐで強い意志を持った瞳でいった。
「やれます!私が守って見せます」