☆D灰腐小説☆
□名前を呼んで…?
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朝、廊下を歩いていると目の前に神田がいた。
ア「神田ーー!!」
神「あ?なんだよ…モヤシ」
僕は、いまだに名前を呼んでくれない神田に悲しくなったし、ズキンと胸が痛んだ。
ア「アレンです!いい加減名前で呼んでくださいよ!」
神「しるか…」
僕は、神田の手を掴んだ。
そして、唇をキツく噛み締めながら言った。
ア「神田がしらなくても僕は、神田に名前を呼んでほしいんですよ!」
神 「あ?…なんでだよ?」
握っている手に無意識に力をこめた。
ア 「―――ですか?」
神「あ?」
僕は、小さい声でボソリと呟いた。
あまりにも小さい声だったから神田は聞こえず、反射的に聞き返してきた。