☆D灰腐小説☆

□言葉よりキスで
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僕はある朝神田を呼び出した。


神「チッ…なんか用かよ…」


神田は、不機嫌そうに言ってきた。


ーーーやっぱり神田は…僕のこと嫌いなんだな…。


ズキンと痛む胸を無視し僕は俯きながら神田に言った。


ア「神田…僕…神田のことが好きです」


たまりにたまったものが一気にあふれた。
伝えたらダメだと思っていた。
伝えたところでかなわないと…でも、もう伝えずにはいられなかった。


ア「初めてあったあの日からずっと…すごく神田が好きです。だから…だから…僕のこと嫌いにならないでください。」


神「…」


神田の顔を見るのが怖くて僕は神田を見れなかった。
神田は、そのままなにも言わずに去っていった。


ーーー気持ち悪いって思われたかな…。本当に嫌われてるんだな僕…。


僕は泣きそうになるのをこらえ、神田の去る足音が聞こえなくなるまで俯いていた。
…だから気づかなかったんだ…神田が顔を赤くしていたことに…。
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