☆短編☆

□テニプリ女子と会話
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「なぁ、杏ちゃんって桃城くんと神尾くん、どっちが好きなんだ?」

「………えぇ?!」


青学と不動峰のテニス部の練習休みが重なったとある日の放課後。橘杏と竜崎桜乃、そして女子ながら青学男テニのコーチを勤める水無月昴の三人は某ファーストフード店で話していた。
元々昴が桜乃を誘ったのだが道中ストテニに行こうとしていた橘杏を見つけ、半ば強引に引っ張ってきたのだ。


「い、いや昴さん!あの二人は普通に友達で……好きとかないですよ!」


「えーそうなのか?おもしろくねぇーなぁ」


照れながらそう言う杏に眉を下げながらアイスコーヒーを飲み干す昴。


「んじゃあ桜乃ちゃんは?越前くんとは今どんな感じなんだ?」


「え、えぇ?!」


すぐさま次なる標的に問いかける昴。
たまにはこういう話をするのも息抜きになっていいと思い話しているのだろうと杏と桜乃は気づくが、ぶっちゃけ自分達より昴本人の恋愛事情のほうが気になってしまう。


「なぁどうなんだよ?桜乃ちゃん。話したりしてんの?」


「い、いえ最近はあまり……そ、それより昴先輩はどうなんですか?たしか手塚先輩は昴先輩に……」
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