☆長編1(D灰×庭球×黒籠球×?)☆
□第十九話
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「ウィッチ?」
越「上」
私は、ラケットを回しリョーマに上向きか下向きかを聞いた。
ラケットが、倒れるのを待つとラケットは上向きに倒れた。
越「俺からだね。」
「手加減はなしだからね!」
越「当たり前ッスよ!」
幸「越前リョーマ対逢漣 蘭華の試合開始!」
精市のかけ声とともにリョーマは、ボールを地面に何度もバウンドさせ、高く投げ打ち、私のコートにはいった。
私は、それを観察するように見ていた。
「ふむ…。ツイストサーブか…。」
私は、強い相手に顔がにやけそうになるのを抑えた。
越「次…行くよ」
リョーマは、またツイストサーブを打ってきた。
…けど、私は普通に打ち返した。
越「ふ〜ん♪」
リョーマは、それに対して笑みを浮かべていた。
それから少し打ち合いが続いていくとリョーマがいつの間にか無我の境地に入っていた。
(無我の境地とは、常人には入ることのできない領域の技。無我の境地にはいると、一般人にも見えるオーラを出し、過去に戦った者達の技を無意識に発動する by説明彩人)