☆長編1(D灰×庭球×黒籠球×?)☆
□第十二話
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私は赤也と公園のベンチに座った。
少し無言が続いたとき、赤也が口を開いた。
切「なぁ…蘭華…おまえは何者なんだよ?」
「え!?」
突然のことに私はなにを聞かれているのかわからなかった。
切「俺…昨日の夜みたんだよ…蘭華が変な化け物と戦っていたところを…最初は、夢かと思った…でも…現実だった。」
「っ!!」
まさかAKUMAと戦っていたところを見られていたなんて思いもよらなかった私は驚きでなにも言えないままでいた。
そんな中、赤也は真剣な表情をしながら私を見ていた。
切「なぁ…本当になんなんだよ…あの化け物も…お前も…」
「っ…それは」
私は、全てを話すか悩んだ。
怖い…受け入れてもらえなかったら…避けられたら…そんな気持ちでいっぱいだった。
でも私は、教団のみんなのことを思いだして話す覚悟を決めた。
「今から話すことは、絶対他の人には秘密にできる?人に話したりしない?」
切「あぁ」
私が真剣な表情でいうと赤也はしっかりと頷いた。