☆長編1(D灰×庭球×黒籠球×?)☆
□プロローグ
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ーーハァ…ハァ…
蘭華は、嫌な予感がしていつもの帰り道を急いで帰っていた。
家につき、急いでリビングへ向かった。
「お母さん!お父さん!ただい…ま…?…ぇ…おかあ…さん…?…おとう…さん…?」
リビングのドアを開けた先には、血溜まりに倒れている両親の姿があった。
「…お母さん…お父さん…嘘だよね…?いつもみたいに私をからかってるだけだよね…?ほら、もう十分に驚いたから目…開けてよ…ねぇ…お願いだから…目…覚ましてよ…っ…。」
目からは涙が溢れていた。
蘭華は、両親が死んだとは思いたくなくて…信じたくなくて必死に両親に声をかけ、目をあけることを願った。
カチャッ…
そんなとき、背後から音がした。
後ろを振り返ると機械のような球体のものが銃を蘭華に向けていた。
ーーあぁ…私も死ぬんだ…。お母さんとお父さんのところにいけるんだ…。
蘭華は、死を覚悟して目を閉じた…