☆長編1(D灰×庭球×黒籠球×?)☆

□第十三話
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ーー神田sideーー



「はぁ…」



電話を切った後、俺はベッドに横になった。
蘭華の声を…話をたくさん聞けて無意識に微笑んでいた。胸のドキドキもとまらなかった。
そして、俺は改めて思った…。
蘭華のことが好きでしょうがないと…。
蘭華に会えないだけで寂しくて…傍にいないだけで不安で…任務があっても、大好きな蕎麦を食っていても、鍛錬をしていても…頭の中は蘭華のことばかりだった…。



「…蘭華…元気そうだったな…」



早く帰ってこい…俺の傍にいろ…お前の…蘭華の姿が見てぇ…声を聞きてぇ…そんな思いが溢れて胸が締め付けられる感覚がし、辛くて苦しくてしょうがなかった…。
でも、蘭華の声を聞いてそんな気持ちが和らいだ。それと同時に会いたいという気持ちは増すばかりだった…。



「蘭華…お前に会いてぇ…」



俺は、知らず知らずのうちに涙を一筋流し眠りについた。



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