お題SS
□変態に恋されてしまいました5題
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今日は依頼人が川に落としてしまったという指輪を探す任務。
サクラちゃんは女の子だから濡れたら大変だかんな!と、ナルトの男前発言もあって…川の中でぎゃあぎゃあ騒ぎながら探しているのは、黒髪と金髪の二人だけだ。
もちろん自分達も濡れたら大変だと、足は思いきり捲り上げ、上半身は裸になっている。
「…ねぇ、カカシ先生?」
「…ん〜?サクラ、どうしたの?」
川の土手で腰掛け、いつものイチャパラを読んでいる上司の右側に腰掛けていたサクラはカカシに問いかけた。
「…なんで写輪眼出してるんですか?」
「…あら、バレてたの?」
飄々とした態度を崩さずカカシは川の方を見つめながら悪びれも無く語る。
「先生、優しいからさぁ、一応俺もここから探し物探してるってわけ」
見つかんなかったら、任務失敗になっちゃうでしょ?
優しい笑みを浮かべ先生らしく諭すカカシを無視しサクラは問う。
「…先生。それって盗撮してますよね?」
「サクラは面白い事言うねぇ〜」
でも、そんなわけないでしょ〜?
笑みを崩さぬカカシに怖気ずサクラはきっぱりと言い放つ。
「…盗撮が犯罪って知ってますか?」
「知ってるよ〜」
変わらぬ態度にこれ以上は意味が無いと悟ったサクラは一言呟いてから…私も混ぜてよ!と仲間達の元へと走っていった。
「……ナルトを悲しませるようなことがあれば許さない…か。それは俺も一緒だよ、サクラ」
写輪眼を額宛で隠し、綺麗に晴れた青空を見上げた。
「…あ〜あ、バレちゃった!」
…ま!だいぶコレクションしたから良いかぁ!と、あまり反省もせずイチャパラに視線を戻したふりをして、ナルトを見つめ続けるカカシなのであった。
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