お題SS
□変態に恋されてしまいました5題
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「ナ〜ルトッ!」
「何だってば?」
「新しい忍術、教えて欲しい?」
「ッ!?もちろんだってばよッ!カカシ先生!修行つけて欲しいってば!」
「…う〜ん、ナルトが俺のお願い聞いてくれたら良いよ?」
「聞く!聞くってば!」
「…じゃあねぇ、ナルトが先生をギュ〜ッてしてくれたら教えてあげるかな」
「そんなことだってば?簡単だってばよ!」
満面の笑みを浮かべた金髪の少年に勢い良く抱き付かれ、ギュ〜ッ!っと抱き締められると目尻だだ下がりなエリート上忍の銀髪。
また、ある時は…。
「ナ〜ルトッ!」
「何だってば?」
「今日も任務頑張ったからお腹空いたでしょ?」
「おう!俺ってば頑張ったかんな!お腹ペコペコだってばよ!」
「じゃあ、一楽行こうか?」
「先生のおごりだってば?」
「ナルトが先生のこと、好きって言ってくれたら…おごりでも良いかなぁ?」
「?…俺、カカシ先生のこと…大好きだってばよ?」
「俺もナルトが大好きだよ〜!」
純真無垢に答えるナルトを抱き締めて、カカシはナルトの頬をスリスリしながら里のド真ん中で愛を叫ぶ。
最近、里内でよく見かけられるようになった…一見すると、ほのぼのとした師弟二人組のスキンシップのこの光景。
カカシの胸の内を嫌と言う程知っている同班のサクラにサスケは、無防備なナルトに貞操の危機を感じ、どうしたものか…と頭を抱えていたのであった。