SAO
□第二話
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2022年10月6日正午
「お兄ちゃん御飯作ってよー。」
私は家事があまり得意ではない。簡単なものなら作れる。お兄ちゃんはちゃんとした御飯を作れる。だからいつも両親がいない時はお兄ちゃんが作るのだ。
「たまには自分で作って見れば良いじゃないか。」
お兄ちゃんはいつも文句言いながらも作ってくれる。
「じぁ今度お兄ちゃんのために頑張って作ってみるよー。」
「嗚呼頑張ってくれ。」
2022年10月6日午後55分
「なぁ、さすがに二人並んで寝るのは無理だって。」
「大丈夫、大丈夫。」
後もう少しでソードアートオンライン正式サービス開始時間なのだ。私はお兄ちゃんと並んでやろうとしているのだ。
「お兄ちゃん、手握ってくれない。」
私が言うとお兄ちゃんは黙って手を握ってくれた。そして時間になり私達は魔法の言葉は唱える。
2022年10月6日午後1時
『『リンクスタート』』