おとなの夢
□言い訳
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「やだっ…!痛いよぉっ…!」
前戯もなくお互いに濡れてなかったから、滑りもあまりなくて俺もそんなに気持ち良くない。
ただお名前の表情を歪ませているのが俺なんだという高揚感がどうしようもなく昂る。
「へぇ。痛がる割には受け入れちゃうってコトは初めてではないんだ?」
「…!!」
その無言の肯定に沸き上がるのは名前の付けられない感情。
「…やっ!!そんなに動かないでぇ!」
「無理だよ。俺だって、男だし。」
すでに力無くしなだれる上半身を押さえ付ける必要はないから、両手でお名前の腰を掴んで力任せに動く。
イヤイヤ言ってるくせに徐々に聞こえてくる粘着質な水音。
やっぱりすんなりピストンできると気持ちいい。
ますます加速が止まらない。
「でもさ、これじゃお仕置きにならないよね。」
「…え?」
下半身に意識を奪われ朦朧とするお名前を抱え上げて騎乗位にする。
「もしこれから先に行きたいならさ、自分で動いてよ?」
「…っ無理!!」
「じゃあ腰上げて自分で抜きなよ。」
やっぱりお名前も女だね。
無理って言いながらも微かに揺れる腰が、素直過ぎて嫌になるくらいだ。