おとなの夢
□Dessert after Dessert
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そのままブンちゃんはベットにダイブしてしまう。
そして枕を抱えたままそっぽを向いてしまった。
「…そんなに怒った?」
「…違くて。俺の為とかお前が可愛いコト言うから。」
ギュウッと枕を抱えて小さくなった彼の耳が赤くなる。
小さな子供みたいな行動に何だか赤い髮を撫でたくなって手を伸ばす。
その瞬間。
手首を捕まれてものすごい力で体が浮遊したと思ったら、目の前にはどうだと言わんばかりのニヒルな微笑みと見慣れた天井。
前言撤回。
ブンちゃんは子供っぽい姿を見せないんじゃなくて、使い分けているのだ。
「腹ごなし、付き合ってくれるよな★」