おとなの夢

□バベル
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「やだぁっ!止めてよ...やなぎ、柳!」

「そんなに呼ばなくても俺ならここにいるぞ?」


目隠しの隙間から吸いきれなくなった涙が伝う。
手足の自由を奪われ声でしか抵抗できないお名前に、これでもかと欲情する俺は間違いなく歪んでいる。


「...お願いだからもう止めて?」

「...これ以上の抵抗は許可しかねるな。」


喉元からクッと笑いが漏れる。
もっともっと恐怖に煽られた表情を見せて欲しい。
お名前のネクタイを解いて口に縛り付け、抵抗の手段を根絶やしにする。
力では圧倒的な優劣の差がある。
組み敷いたお名前の姿は絶景だった。


「...随分と主張しているな?」


ブラウスを肌けさせて胸にむしゃぶりつく。
イヤイヤとするようにお名前が左右に揺れるが分かっているのだろうか。
逆に刺激が増すだけだという事を。

膝をお名前の足の間に割り込ませて下着に手を伸ばす。
その瞬間ビクリとお名前の体が反応した事が分かった。


「───────ッ!!」


押さえこまれた体全部を使って抵抗しているのが手足から伝わるが、こんなにグチャグチャに濡らしておきながら矛盾してはいまいか?
急激に脳の芯が冷えていく。


「やっぱりお前さんもただの女なんかのう。」
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