みんなの夢
□ホットドリンクの王子様
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朝晩は冷え込んできたある日の部活後のミーティングにて。
「ではこれよりミーティングを始める!まず蓮二から各自の課題を配るからな!」
柳が各自の机を周り説明していく。
そんな時だった。
「ん?何かいいニオイしないッスか?」
その時勢いよく部室のドアが開いた。
「みんなお待たせー!」
「うぉ!?名無しさん先輩!」
「また堂々と遅れおって!」
「そんな怒んないでよ真田ー。だいぶ冷えてきたし時間も遅いし、あったかい飲み物入れてきたの。」
「さすが名無しさんは気が利くぜぃ!」
「ありがたいぜよ。」
む、そんな事なら…と皇帝も柔らかくなる。
「今日はみんなをイメージして飲み物を選んでみたよー!まずは柳生からどうぞ☆」
「ありがとうございます名無しさんさん。香りのいい紅茶ですね。これは跡部家特製ブレンドですか?」
「そう!香りで分かるなんてさすがだね!この前の練習試合の時跡部にもらったんだ。」
「お次はジャッカルどうぞー。」
「ありがとな名無しさん。俺はコーヒーなんだな。」
「なんかブラジルってそれしかイメージなかったんだ☆」
「…そうかよ。まぁ好きだけどな。」
名無しさんの暴走は続く。