旅立った人たちの記録書(短編・中編)

□七夕に願い
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コンメル『♪』



ユライ「お、コンメルの姉貴。願い事書いたのか?」



コンメル『もっちろん♪願い事は「商売繁盛」だよ』



ユライ「流石、姉貴。金好き精神」



コンメル『まぁねぇ♪』



リンネ『ふぅ・・・これでよろしいのかしら』



ヒエン「リンネ殿。願い事は書かれたのか?」



リンネ『あ、ヒエン様。はい、ちゃんと書きましたの』



ヒエン「どういうものか、聞いてもよろしいだろうか?」



リンネ『フフ、妾は「笑顔がいつまで経っても引き継がれますように」と』



ヒエン「なるほど・・・リンネ殿らしい」



リンネ『そのようなことはありません』ニコッ



ルース『お願いごとー・・・うん、これだね!』



ユーグ「あ、ルース。やっと願い事書く気になった?」



ルース『うん、やっと決まったー』



ユーグ「・・・・・・・・・なんで見せないの?」



ルース『え、えー?』



ユーグ「・・・」



ルース『Σあ、み、見ちゃだめ!』



ユーグ「「アンデッドとも仲良くなれますように」・・・?」



ルース『・・・・・・・・・』



ユーグ「こら、ルース!逃げない!!」



ルース『だって、ユーグが怒るから!!』



カザネ『・・・・・・よし』



ロビン「あ、カザネ。願い事書いたの?」



カザネ『あぁ・・・拙者にはこれしか願うことが無くてな・・・』



ロビン「・・・「森が無事でありますように」?」



カザネ『あぁ、そうだ』



ロビン「・・・カザネらしいなぁ」



カザネ『ロビンこそ、「本当の正義が見つかりますように」ではないのか?』



ロビン「うん、正解だよ」



カザネ『ほらな』



ロビン「(もうちょっと、いろいろと考えたらって言おうと思ったけど・・・僕も人のこといえなかった)」



プルガ『・・・・・・・・・これでいいのかしら』



バーン「プルガ殿。一体何を願ったんだ?」



プルガ『!べ、別にっ!!』



バーン「あ、ど、どこに行くんだ!」



プルガ『(別に「皆がアタシのことが嫌いになりませんように」って書いてないもん・・・)』



シャッス『・・・・・・・・・・』



ドーシュ「よぅ、シャッス」



シャッス『なんだ、お前も来ていたのかドーシュ』



ドーシュ「まぁな。んで、何かお星様にお願い事でもしたのかよ」



シャッス『・・・これだな』



ドーシュ「「何か大切なものが見つかりますように」・・・?」



シャッス『某には大切なものがわからないからな』



ドーシュ「へぇ・・・やっぱりお前ってよくわかんねーや」



シャッス「?そうだろうか・・・?」



 
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